低リスクで先物に挑戦できる環境を紹介する

先物戦士ならわかると思いますが、
指数先物や商品先物はレバレッジが非常に高く、決して気軽に始められるものではありません

たとえば、国内で最もメジャーな日経平均先物ミニ(日経225mini)は、
1枚あたりの証拠金が
約30万円前後

日経平均が100円動くだけで、損益が1万円変動します。

一応「Micro」も存在しますが、こちらは証拠金が約10%(=約3万円)と小さいものの、
手数料が高く、あまりメジャーにはなっていません。


先物の難しさとリスク

先物取引は難易度が非常に高く、
勝てるようになるまでに「お金」か「メンタル」か、どちらかが必ず先に尽きます。

もしメンタルが持たなくなったら、無理せずやめればいい。
しかし多額の資金を失うと生活に影響し、最悪の場合、
治安や人生設計にまで悪影響を及ぼすことさえあります。


Topstep ― 過大な自己資金の損失を防ぐ先物プラットフォーム

ここで紹介したいのが、Topstep(トップステップ) というアメリカのプロップファームです。
:backhand_index_pointing_right: https://www.topstep.com/

余談ですが、世の中にはさまざまなプロップファームが存在しますが、その多くはアフィリエイト制度を設けています。
一方で、このTopstepにはアフィリエイトが存在せず、私にも一切の報酬は入りません。
むしろ、アフィリエイトが存在しないプロップファームほど、最も健全でまともな運営をしていると考えて差し支えないと思います。

簡単に言えばこの会社は、
あなたにトレード資金を提供してくれる代わりに、
まずシミュレーション環境で取引試験(Combine)に合格する必要がある
、という仕組みです。
参加には月額費用がかかります。


Combine(試験)制度

最も安いプランは $50k Combine(月49ドル)。
この仮想口座で $3,000の利益 を出せば合格です。

ただし、以下のルールがあります:

  • 1日の最大利益は$1,500まで(Consistencyルール)
  • 1日の損失が$2,000を超えると即失格(MILルール)

XFA口座(Express Funded Account)

Combineに合格後、30日以内に**$149**を支払うことで、
XFA口座に昇格できます。

この口座もシミュレーション環境ですが、
得た利益を実際に出金できる点が大きな違いです。

出金条件

  • $150以上の利益を出した日が5日以上あること
  • 口座残高の50%(上限$5,000)まで出金可能

失格条件


Live口座への昇格

XFA口座で安定して5回出金すると、
Live口座(実資金口座)への昇格が可能になります。

もしLive昇格を拒否した場合は、
XFA口座が閉鎖され、再度Combine(試験)からやり直しとなります。


まとめ

ステージ 内容 費用 出金可否 失格条件
Combine 50k 試験環境で$3,000稼ぐ 月$49 × 損失−$2,000超過
XFA 出金可能な試験環境 一度だけ$149 ○(50%まで) Max Loss違反
Live 実資金口座 無料 ○(全額可) Max Loss違反

取引で扱う商品については、主にCMEグループの先物になります。

代表的な銘柄としては以下の通りです。

種類 代表的な銘柄 説明
株価指数先物 E-mini S&P 500(ES)、Nasdaq-100(NQ)、Dow(YM)、Russell 2000(RTY) アメリカ主要株価指数に連動。ボラティリティが高く人気。
商品先物 Gold(GC)、Silver(SI)、Crude Oil(CL)、Natural Gas(NG) 金・銀・原油など、コモディティ系の王道銘柄。
債券・金利先物 10-Year T-Note(ZN)、30-Year Bond(ZB)など 金利動向を取引する。ややプロ向け。
農産物先物 Corn(ZC)、Soybeans(ZS)、Wheat(ZW) 価格変動要因が天候や需給などで独特。中上級者向け。

ESやNQといった指数先物は取引サイズが大きいため、
まずはマイクロ先物(Micro シリーズ)から始めるのがおすすめです。
特にNY株式市場がオープンしている時間帯(夏時間だと日本時間22時半以降)は、
流動性・ボラティリティともに非常に高く、トレード最適です。

一方で、債券・金利・農産物は正直、一般人が触らないほうがいいと思います。
ほぼプロしかいない領域です。
金融商品取引で勝つために大事なのは予測ではなく、
簡単なマーケットを探して、簡単なときにだけ参加すること」だと考えています。

サラリーマンなどをやって兼業する場合、OSEの日経やTOCOMの商品先物を触れるのはだいたい19時以降になります。
ただ、ナイトセッションの日経は出来高もボラティリティも限られており、TOCOMには流動性の問題があります。

一方で、CMEの株価指数先物は22時半(日本時間)からが本番で、商品先物も常に高い流動性が保たれています。
しかし現状、日本の証券会社ではこれらに気軽にアクセスできないのが実情です。

そこがまさに、もう一つのTopstepの旨みです。