深津貴之氏が、「能力的富裕層」という言葉を使った理由

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このツイート、Xのクリエイターコミュニティから、「能力的富裕層」という言葉が、「クリエイターへの嫉妬」だったり「クリエイターざまあ」的な文脈で解釈されており、まあまあ叩かれてたんですよね。

でも、深津氏のXをある程度見てる身としては、この方がAI賛成/反対みたいな、単純なイデオロギーで動いてる方だとは思わなかったんですよね。実際、美大で授業やったこともあると発言してた覚えがあるので、アートへの理解もあるはず。

ただ、氏の真意が言語化できないでいたのですが、今ある程度できた気がするので、私なりの解釈を書きます。

それは、「富裕層」という言葉を、「社会や科学などの状況によって、立場が不安定になりやすい者の象徴」として使ったのではないか……ということです。

それこそ、「大富豪」の「革命」のように。

ただ、多くの人々は、「富裕層」という言葉を、「ずるい奴」という意味で解釈してしまっていて、結果的に齟齬が生じたのかなあ……と思います。

燃やしてる人達は能力的富裕層の能力に準強制的な税金がかかって再分配という部分まで読んだ時点で、税金や再分配と言う表現に社会正義が成されたという無い臭いを嗅ぎ取り不当な主張していると判断して、他者が努力して得た物を奪って正義面するな!という感じでしょうか?

つまり単に最後まで読めないのでは?理解できないのでは?読んでる最中に不快感が限度を超えるとそれ以降を雑に予想して読む価値無しと打ち切って批判し始める。

私には相手が真に何を主張したいのか全文を飲み込み理解するまで耐える習慣や能力が無い層が可視化されている様に見えます

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それより反論の中に、模倣は能力そのものではないから再分配は起きていないという主張があってなるほどなと思うなど・・・。

あー、確かに「民主革命」「再分配」という言葉から、AIによる仕事の減少を「良いこと」と考えている、……と解釈された可能性がある、と。

調べると、Xでもこういう指摘をしている方がいました。

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本人も途中から、本意は防衛策としてどうするかって話をしましたね。

私は深津さんをフォローしていないので人となりは詳しく知りませんが、例のスレは一応すべて読みました。正直、主な趣旨がどこにあったのかは少し掴みづらかったです。

“Uneasy lies the head that wears a crown.” という言葉もありますし、「富裕層」という言葉を「社会や科学の変化によって立場が不安定になりやすい者の象徴」として読むのは確かに考えられます。

現代の生成AIは、ある種「義賊」のように扱われている節がありますし、「分配される側」から見ればたまったものではない。
そういう状況であの書き方をすれば、叩かれてしまうのも仕方ない部分はあると思いました。(ツイートを展開するのはめんどくさいし)

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深津氏、普段のポストを見ていると

・アート畑的な感覚
・資本主義社会をサバイブする、ビジネスマン的な感覚

を両方持っているような人だと思ってて、この両方の面がポストに出ると、独特な比喩で社会を説明するような、中々独特な文章になる人な気がします。

それ故に誤解を招きやすいってのはあるかもしれません……

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