江藤拓が「米を買ったことない」のに農水相やってたの、さすがにそれは無理があるだろって思った。米を買ったことないからって、すぐに「米の値段がわからない」って話になるのは短絡的すぎるけど、それでもあの発言は、庶民感覚と完全にズレてた。
ズレてることに自覚がなさそうだったのも含めて、「あ、この人は本当に国民の生活にに関心がないんだな」って、伝わってしまった。
でもさ、小泉進次郎が農水相になった今、「米を買ったことある」ってだけで、ネットで和まれてるこの状況って、逆にバグってない?いや、買い物するのが偉いとか、そういう話じゃないでしょ。
政治家って、ちゃんと勉強して、経験積んで、政策練って、実行する職業でしょ。なんでそれが、家系で決まってんの。
あと地味にヤバいのは、「進次郎ならどうせ何も期待してないから問題ない」って空気ね。
それってつまり、世襲の若手政治家には最初から何も期待してませんって、言い換えれば「政治そのものに希望を持ってません」ってことだよ。
誰も怒らない。誰も期待しない。
でも「それをおかしい」と声をあげる人もいない。この麻痺状態、かなり末期じゃない?
世襲政治って、制度として明確に禁止されてるわけじゃないけど、健全な民主主義にとっては明らかに毒だと思う。そしてその毒が、今や「進次郎だから仕方ない」「和むからOK」って形で、いい感じに甘くコーティングされて、全国にばら撒かれてる。
このまま進次郎みたいな存在を「しょうがない」で済ませていくなら、きっと次も、次の次も、名前だけ知ってる2世・3世たちが同じように大臣席に座り続けるんだろうな。
で、国民のほうは「まあどうせ誰でも一緒でしょ」って顔して、投票率60%切ってるんだろうな。いや、もうちょい怒ろうよ。