美術鑑賞について教えてほしい

子どもの時は、絵を見るときに「現実にそっくりな絵が上手い絵」と考えていました。現在はそれに加えて、抽象画はまた別のジャンルとして理解できますが、基本的には「きれい」や「かわいい」といった視点で絵を見ていなかった気がします。

小学生の頃、美術の授業でピカソの絵を初めて見たときは衝撃でした。正直、「なぜこんなバラバラな形の絵が有名で、しかも高額なの?」と疑問に思いました。さらに深読みすると、「もしかしたらピカソの絵は単なるマーケティングやブランディングが上手だっただけでは?」とまで考えました。

もちろん、自分が実際に絵を描いてみたわけでもなく、技術や芸術性が理解できていない部分もあると思います。だからこそ、美術鑑賞というのは何を基準に、どのように楽しんだり評価すればいいのか、知りたいと感じています。

美術に詳しい方や絵画鑑賞が好きな方、美術館によく行く方、ぜひ皆さんがどのように美術を楽しんでいるか、教えていただけませんか?

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美術にはさして明るくないのですが、よく美術館に行く者です。
絵を見る時は、あまり評価や意味を解釈することにあまり重きを置いていません。というか、絵自体をよく見るというより、絵がたくさんある美術館が好き、という認識で美術館をよく訪れます。木一本一本の名前は分からないけど、森にいるだけで気分が良い、みたいな。静かで、人が一心に絵を見て何かを感じているという空間が好きなのだと思います。

また、より新しいものに出会うことを期待して美術館に行くこともあります。文中で挙げられていたピカソの絵に関して、あれはキュビズムという「新しい表現の方法を開拓した作品」として意味深いものだと私は考えています。教科書に出てくるけどぱっと見の印象で「綺麗」「すごい」と言い難い作品(モンドリアンやクレーの抽象画など)は、かつて写真の代替品として考えられていた絵画が、カメラが発明されて以降の絵画の意味を取り戻すものとして大切に扱われているのだと思います。そういった面で、より新しい表現に出会いたくて絵を見ることもあります。自分が趣味で絵を描いていることもあって、あわよくば自分のものとして取り入れたい…とも思いますw

久しぶりにこのスレッドを見て美術館に行きたくなりました。長文失礼しました。

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私が好きな鑑賞の形は2通り

1 作品のバックボーンを知ることで、知識として観る
2 もし、この作品が家の中で飾るとしたら、どんな変化があるだろうか、と想像しながら観る

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私は、作品が作られた背景にある人間の感情を読み取り、共感するために見てることが多いですね。感情を昇華させることで精神安定を図る目的で作られた芸術作品ということですね。特に現代アートの場合はそういうパターンが多いですので。
また、私自身も作品作りをすることがあるので、私だったらどうやって表現するか、とかどうやってこの作品が作られてるか、なんてことも観察してます。

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展覧会行くとやっぱりモチベ上がりますよね〜

その絵が描かれた背景や、文章を読むのと似た感じで、作者は何を伝えたくてこう描いたのだろうとか、作者が散りばめた工夫を探したりするのも楽しいです。

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この本買ったけどまだ読んでないな。4年も積読して反省。ただ「キレイ」「こういうの好き」で見るよりも一歩踏み込んだほうがより楽しいと思う

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