ハイレバで爆損した私の体験談と、そこから学んだ教訓

投資の世界に足を踏み入れると、夢のように資産を増やしている人たちがいる一方で、地獄を見るほどの大損を経験する人もいます。私自身はまさに爆損の地獄を味わった一人です。数分で大金を失い、気がつけば心も財布もボロボロになりました。

そんな私の体験談を通じて、ハイレバがいかに恐ろしいものかをお伝えしたいと思います。そして、この失敗から学んだ教訓を共有することで、同じ轍を踏む人が少しでも減れば幸いです。


爆損の体験談①:感情に支配されて連敗地獄へ

最初に訪れた爆損の始まりは、感情に支配された連敗地獄でした。始めたばかりの頃は、小さな金額で勝ったり負けたりしながら「これならなんとかなるかも」と楽観的に考えていました。しかし、給料日前になり手元の資金が心細くなると、「どうしてもこの状況を変えたい」と焦りが募り、冷静さを失ってしまいました。

爆損ポイント

気づけばチャートを見ながら「次こそ勝てるはずだ」と無謀なエントリーを繰り返していました。負けが続けば続くほど、「今度こそ取り返してやる」と熱くなり、結果的に15連敗…。数十万円があっという間に消え去り、スマホを握りしめながら震えたあの夜は、今でも忘れられません。感情がどれほど投資に影響を与えるのか、痛感した瞬間でした。


爆損の体験談②:生活資金と貯金を溶かして破滅寸前

次に私が犯した愚行は、生活資金と貯金を溶かしてしまったことでした。最初は投資用の資金と生活費をきちんと分けて管理していましたが、利益が少し出始めると「これを倍にできたら楽になる」と甘い考えに支配されるようになりました。

爆損ポイント

最初は余剰資金で取引をしていましたが、負けが続くと「あと少し資金があれば取り返せる」と考え、生活費に手を出してしまいました。その後、さらに貯金にも手をつけ、気づけば貯金口座の残高はゼロ。最後に見た「残高:163円」という数字は、今でも心に深い傷を残しています。生活を犠牲にしてしまった自分を責める日々が続きました。


爆損の体験談③:YouTubeの「稼げる手法」に踊らされる

「必勝法」や「稼げる手法」という言葉に惹かれ、YouTubeで見つけた方法にすがったことも大きな失敗の一つです。成功者が輝かしい生活を語る動画を見て、「これなら簡単に利益を出せる」と錯覚してしまいました。

爆損ポイント

動画で紹介された手法をそのまま真似て取引を始めましたが、現実は甘くありませんでした。次々と連敗し、ついには全資金を失う結果に…。その瞬間、安易に信じた自分への怒りと後悔が押し寄せました。「簡単に成功できる方法なんてない」という当たり前の事実を、ようやく身をもって理解したのです。


爆損の体験談④:自分のスキルを過信した失敗

そしてもう一つの失敗は、自分のスキルを過信したことでした。少しの成功を経験すると、「自分は他の初心者とは違う」「特別な才能がある」と錯覚し、リスク管理を軽視してしまいました。

爆損ポイント

数回連続で利益を得ると、「自分には市場を読む力がある」と思い込み、ポジションサイズをどんどん大きくしました。しかし、大きな損失を一度出しただけで全てを失う結果に…。市場では誰もが平等であり、過信した瞬間に市場の厳しさが牙を剥くという現実を痛感しました。


爆損から得た教訓

ハイレバで爆損を経験した私が得た教訓は以下の通りです。

  1. 感情をコントロールする
    焦りや欲望で取引を行うと、大損のリスクが高まるだけです。投資は感情に支配されやすいものですが、冷静さを保つためのルール作りが欠かせません。たとえば、「大きな損失を出した日はそれ以上取引しない」「決められた時間帯だけ取引する」といった具体的なガイドラインを設定することが役立ちます。
  2. 資金管理を徹底する
    投資に使う金額は余剰資金に限り、生活費や貯金には手を出さないという鉄則を守るべきでした。投資に使う金額を事前に決め、それ以上の資金を口座に入れないようにするのも一つの方法です。たとえば、「全体資産の5%を上限にする」など、具体的な数値を基準に設定するとよいでしょう。
  3. 情報を鵜呑みにしない
    インターネットの情報は玉石混交。特に「簡単に稼げる」と謳うものには警戒が必要です。情報の信憑性を確認するために、複数の信頼できる情報源を比較検討したり、実績のあるプロフェッショナルの意見を参考にする習慣をつけるとリスクを減らせます。
  4. 負けが続いている時には一度離れる
    負けが続いている時には、その負け分を取り戻したいという気持ちが強くなり、冷静な判断ができなくなります。そのような状況で取引を行ったとしても、よい結果を生むことは少ないです。そのため、連敗が続いている時には一度取引から離れ、冷静になってから再開することをおすすめします。負けが続いていても、その分を取り返そうとは思わず、あらかじめ定めた計画に従い取引を行う方が堅実です。
  5. 学び続ける姿勢を忘れない
    投資の世界では、成功者でさえ常に学び続けています。私は一時的に利益を得て「自分は市場を理解している」と錯覚しましたが、それが大きな落とし穴でした。相場は常に変化しており、学ぶことをやめた瞬間に取り残されるのです。失敗から学び、改善を続ける姿勢を持ち続けることが、成功への第一歩です。

まとめ

ハイレバ取引は夢があるように見えますが、私のような失敗例を思い出してほしいと思います。特に、感情に流されることや情報に踊らされることは、初心者に限らず誰にでも起こりうる落とし穴です。この記事を読んでくださった方が、自分の投資に対する考えを改めるきっかけになれば幸いです。どうか、冷静さを保ち、投資を長期的な目線で考えてください。

連勝が続くときも一回やめたり、ロットを減らしたほうがいいと思う。
自分のことを最強無敵だと勘違いしまったらもう終わりです