ポップ系のイラストでたまに見る、線を切る手法

最近、James Turner氏というイラストレーターを見つけた。

https://x.com/JamesTurner_42/status/1871691759287492720/photo/1

かなり好みな作風なんだけど、線をぶちぶち切ってるのが(ネガティブな意味じゃなくて)気になった。

それでこの手法、どうやら太い線を使ったポップなイラストだとやってるところが何個かあるようで

https://x.com/tatakawanaiTF/status/1868853635180118293

どういう意図があってやってるのか気になる。
自分が思うに、よく絵を描く人の間で「情報量が~」って話をよく聞くから、これも情報量調整のためにやってるのか? って仮説は立ててみたけど

[追記]
一個追加で思いついたのが、インクで描いてた時代にこういう絵を描こうとすると、線が太いが故にインクが切れてしまう。そこで息継ぎとして線を切るようにした名残とか?

インクで絵描いたことないんで完全な勘だけど()

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すごい観察力ですね、そういう線が途切れるところはほぼ気にしたことないです。

今のキャラ達を見て、XDS2さんはPOP MARTが好きなんじゃないかなとちょっと思いました。

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通常の絵柄だと線が切れてる所は光が当たっている所だったりしますねー。

追記:あとは立体的に隣との境界が薄くなっているところとか。
言及されてる絵柄については、全部つなげると重くなり過ぎるから、も理由かもしれません。

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(オリジナルキャラクターだけではなく他IPのグッズも取り扱ってるところのようですが)サンリオやSan-x以外にもこういうブランドってあるんですね。勉強になります。

日本にも店舗があるらしいので、今度行ってみましょうかね。(今はインフル流行ってて外出ないほうが良さそうですけと)

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言われて見ると、線を重くしすぎないために、色をすこし薄くしたり、内側の色となじませたり(色トレス)する手法を用いることがあると聞いたことがあります。線画を切らすのもその一環なのかもしれませんね。

特にJames Turner氏のイラストはほとんど#000000の完全な黒線で描かれてるっぽいですし、線画の色を変える以外の方法を用いる必要があったのかもしれません。

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もう一度考えてみましたが、インクのお話も近いかもしれません。
というのも、思い通りの線が描けるストロークが個人個人で異なる点は、デジタル環境でも変わらないからです。
自分が綺麗に描ける、あるいは気持ちよく描けるところで切っているのかもしれませんし、更に言うと、それを内包した作風作りであるのかも。

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これを読んで、ひょっとしたらJames氏は、あえて昔より描きやすい絵柄にすることによって、親近感を持たせているのではないかという説を考えました。

これはJames氏が10年以上前にディレクターを担当したゲームの公式サイトで、トップに表示される絵も彼が担当していると思われます。

これ、今Xでアップされているイラストと比較すると、線が途切れていない、きっちりした描き方をされてるんですよね。こういう長いストロークって、user10さんの指摘通りできない人はできない。

あと、今のイラストを拡大してみると、線がちょっと歪んでいるようにも見えます。

こうやって敢えて上手く見せすぎないことにより、真似しやすくて親近感のあるイラストに方向転換したのでは? ということです。

まあこの考察、さいとうなおき氏がixy氏(シンプルな絵柄のイラストレーター)を分析した動画(今は視聴不可)のパクリなんですけど……

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面白いですね。
第一線で活躍されてる方ですから、色々な意図が有るのかもしれません。