友達と疎遠になるのは、自然なことなんだろうか

最近、たまに昔の友達の名前を思い出すたびに、ちょっとだけモヤモヤする。別に喧嘩したわけでもないし、嫌いになったわけでもない。ただ、いつの間にか連絡を取らなくなって、気づいたら何年も会っていない。

たまに気まぐれでLINEを送ると、意外とすぐに返事が来る。話の流れで「今度ご飯でも行こうか?」なんて軽く約束するけど、結局そのまま立ち消えになることがほとんどだ。お互いに悪気はないのに。

そもそも、久しぶりにやり取りしてみると、会話が噛み合わないことが多い。昔は同じ学校に通って、同じ空間で過ごして、同じようなことで笑っていた。でも、今の私たちはそれぞれ違う仕事、違う生活、違う価値観を持って生きている。話題もズレるし、笑いのツボも違ってきてる。

だからといって「友達じゃなくなった」とは思いたくない。だけど、連絡するモチベーションが続かないのも事実だ。お互い忙しいし、正直なところ、無理に連絡を続ける理由も見つからない。だったらこのまま静かに疎遠になっていくのが自然なのかな、なんて考える。

でも、一方で思うこともある。もし私が困ったとき、ふと彼らに連絡したら、きっと「どうしたの?」って親身になって聞いてくれる気がする。逆に、向こうが何か悩んでいて私に連絡してきたら、同じように話を聞きたいと思う。そんな「必要なときだけ繋がる関係」も悪くないのかもしれない。

結局、友達との距離感は、時とともに変わっていくものなんだろう。無理に元に戻そうとしなくてもいいし、必要以上に気を使わなくてもいい。今の自分にとっての「自然な付き合い方」を大事にするのが一番なんだと思う。

だから、今は無理に連絡を取ろうとは思わない。でも、たまに思い出したときには、軽く「元気?」くらい送ってみようかな。それだけで十分なんじゃないかなって、最近は思う。

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