データは新耐震、リフォームなし、SRC&RC、最寄り駅まで15分以内に限定している。
直近1年間は2023年Q3から2024年Q2までのことを指している。
練馬区における中古マンションの面積分布
直近1年間の面積分布を見てわかるように、練馬区は中古マンションの取引のボリュームが60~85平米なので、板橋区と同じくファミリー向けの物件は求めやすい地域と言えよう
練馬区における築年数別中古マンション成約価格と件数
赤い線は築年数区分の平米単価(万円)の推移を示している。青い棒は築年数区分の成約件数を示している。
浅築のマンションは約30年で価値が元の65%になり、40年で元の58%になることがわかる。また、築年数によらず、流動性がある地域であることはわかる。
(新耐震はほぼ1982年から始まるため、現在築41~45年のマンション自体は他のカテゴリより少ない)
練馬区における築25年以内中古マンションの成約平均価格推移
浅築時からの減価率が低い築25年以内のデータに限定し、成約平均価格をプロットした。直近では建築費用の上昇が影響し、練馬区のマンション価格も上昇傾向にあることがわかる。
練馬区における駅距離・築年数別中古マンションの成約平均価格
上記のグラフは駅距離・築年数別の平均価格をヒートマップにしたものであって、欲しい物件の平米数を掛けると、必要な予算は大体把握できるだろう。
結論
建築費が高騰している時代だが、練馬区のマンション市場は依然として比較的手の届きやすい価格帯を維持しているようだ。特に氷川台駅周辺は、有楽町線と副都心線が利用可能で、池袋・新宿・渋谷といった主要駅へのアクセスが良好である点が魅力だ。また、有楽町エリアへの移動も容易なため、転職などで勤務地が変わっても柔軟に対応できる可能性がある
データの出典:不動産情報ライブラリー